自律神経失調症
自律神経失調症とは？
自律神経は、自分の意思とは無関係に働く生命活動の維持や調節をしている神経系で、交感神経と副交感神経に分かれます。交感神経は体を活発にする神経で、副交感神経は逆に体をリラックスさせる神経です。自律神経は脳によってコントロールされています。
例えば、外部の環境の変化に対して自律神経が情報をキャッチし、脳へ伝えられます。外の気温が暑ければ、汗をかいて体温を下げようとし、寒ければ鳥肌を立てて身震いをし、体温を上げようとします。
自律神経失調症は、その名の通り自律神経がうまく働かないことで起こる様々な症状の総称です。頭痛・めまい・のぼせ・手足の冷え・胃腸の問題・便秘・動悸・息切れなど多岐にわたる症状が現れますが、これらの症状は根本の原因ではありません。
- 身体がだるく、常に疲れている感じがする
- 心臓がドキドキする
- 異常に汗をかいたり、手足が冷たく感じる
- 力が入らずベッドから起き上がることができない
- 自律神経失調症は良くならないものだと思っている
自律神経失調症の原因
人の体は、ストレスを受けると交感神経を働かせて筋を緊張させ、呼吸を早め、心拍や血圧を上げます。これは危機的状況を迅速かつ効率的に乗り越えるために体を適応させようとして起きる適切な反応です。しかし、その状態も長く続きすぎれば常に交感神経過剰となります。
脳は身体から送られてきた情報を元に、適切な指令を自律神経に送ります。その時、交感神経と副交感神経のバランスが保たれることで、体は健康な状態を維持することができるのです。
ここで、自律神経がバランスを崩す原因ですが、一般に過度なストレス・環境の変化・生活リズムの乱れ・ホルモンの影響などといった様々な外的要因が考えられます。しかし、もしこのような外的要因が原因だとしたら、自律神経失調症になる人とならない人がいるのはなぜでしょうか。
重要なことは、自律神経失調症の対策として外的要因に目を向けるのではなく、体の内に目を向けることです。
そもそも、自律神経失調症は体が危険な状態にあることを知らせてくれている警告のサインです。このサインを見逃すことなく、根本原因を取り除きましょう。
自律神経失調症への施術
自律神経失調症は、交感神経と副交感神経のバランスが崩れている状態です。
それは背骨のどこかで神経圧迫が生じ、体の各器官が神経を通して脳とコミュニケーションが取れなくなっているからです。神経は背骨や骨盤のすぐそばにあり、背骨や骨盤が微細にずれることで神経を圧迫します。この神経圧迫をカイロプラクティックではサブラクセーションと呼んでいます。すると、体の各器官で起きた異常は電気信号に変わり、神経を通して脳へ伝わりますが、サブラクセーションがあると正確な情報が伝わらず、自律神経のコントロールができなくなり、交感神経と副交感神経のバランスが崩れてしまいます。
カイロプラクティックでは、検査によってサブラクセーションを正確に探し、取り除くことで脳と神経の情報伝達が正しくなされるようになることが重要であると考えます。自律神経が整い、脳と体のコミュニケーションがちゃんととれるようになれば、脳は決して間違いを起こさず体の異常を把握し、回復をしてくれます。そして自律神経はバランスを保ち、しっかりと働いてくれます。
OKA接骨院では自然治癒力を最大限発揮できる身体を目指し、神経圧迫箇所を科学的に特定する機械を使い、正確な施術を行うために400万件以上のデータに基づいた検査をしてから施術を行っていきますので、ぜひカイロプラクティックをご実感いただければと思います。